納車

長男のマイカーが予定通り納車となりました。クルマがクルマだけに6速ミッションと重いクラッチということですが、これに慣れればほとんどの小型車は問題なくドライブ出来るはず。営業所のスタッフ諸氏に見送られながら、とりあえずガソリンスタンドに向かいました。後ろから付いていきましたが、初めてにしてはそこそこの運転のように思えました。踏めばとてつもなく速いですが、普通に運転すれば実に運転しやすい。これば自身のクルマでも体験済みです。大切に乗ってほしいと思います。

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長男のマイカーを契約

親父の影響でクルマ好きになってしまった長男。免許も無事に取得して、ウデが鈍らないうちに通勤に軽自動車を買って・・・なんて予定をしていたんですが、「ATではなく絶対MT」「SUBARU車以外興味なし」という拘りを持っていたので、クルマの話はしばらく棚上げになっていました。本人はインプレッサWRXを欲しがっていましたが、若葉マークが乗りこなせるシロモノではないと判断してOKは出しませんでした。その後1ヶ月ほど経った頃、ノーマルのBLレガシィのMTを提案してきたので、自身の担当セールスに当たってもらったところ「クラッチに難があるんですよね」という返事。これで話はまた振り出しに戻りました。

自分的には早くクルマに慣れて欲しいという気持ちが強く、密かにWRXの中古車をネットで探したりしていました。この時代MTは希少価値。おまけにこのクルマは長年大切に乗る人が多く、100万円以内に収めようとすると10万km前後のものや修復歴があったりするものがほとんどでした。そこで前出の担当セールスに探してもらったところ、何と地元に1台あるということが判明、しかもSUBARU認定中古車で判定基準もお墨付き。「ただ予算オーバーですけど・・・」ということでした。すぐに見積りを取ってもらって最終金額を確認。確かにため息が漏れました。

そして、今日現車を見てきました。平成15年式 5.8万km 280馬力 4WD ブレーキはブレンボ製 エンジンルームはキレイで、音質もイイ感じでした。所長曰く「この手の問い合わせは多いんですが、とにかくタマがないのでなかなかご要望にお答え出来ないのは申し訳なく感じています」 このクルマも何件か問い合わせが来ているということでした。じっくり見た後で商談に入りました。勉強してもらって総額168万円。もちろん2年間の点検パック付き。支払いは端数の68万円を我々が負担し、残りの100万円は3年掛けて本人が我々に返済することで落ち着きました。任意保険も結構かかるし、とにかく気をつけて大切に乗ってほしいと思います。ちなみに納車は今月27日です。

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可夢偉F-1復帰!!

待ちに待ったというか、ようやくというか、日本人唯一のF-1ドライバー小林可夢偉の復帰が決定した。チームはケータハム。2012年いっぱいでザウバーのシートを失い、移籍先を求めて「カムイ・サポート」を設立、ファンや企業から約9億円の資金を集めた(自分も協力させていただいた)。しかしながらシート獲得競争に遅れを取り、結局昨年はフェラーリ傘下のAFコルセから世界耐久選手権(WEC)に参戦。ドライバーズランキングはクラス7位だったものの、GTマニュファクチャラーズタイトル連覇に貢献した。

昨年のF-1シーズンが終了するや否や、可夢偉の動向をずっと追いかけていた。上位チームはシーズン中に早々とシートが埋まり、年末には中堅以下ほとんどのチームもドライバーを発表した。今年もダメか・・・と思っていた矢先「ケータハムと接触」という情報が流れ、昨日正式にチームから契約を交わしたことが発表された。パートナーはスウェーデンの若手ドライバー、マーカス・エリクソン。昨年までのシャルル・ピック、ヴァン・デル・ガルデと入れ替わり、まったく新しい態勢で臨むことになった。

自分にとって、これは本当にうれしいニュースだった。レースの世界では一度シートを失うと、余程のウデとコネがない限り復帰するのは難しいと言われている。しかも最近では運営面で莫大な資金が必要なため、ドライバー自身がスポンサーを背負ってこなければ門前払いを喰らうことさえある。「これだけ出すからぜひうちのチームで乗って下さい」というのは昔の話で、今はせいぜいトップチームの「レッドブル」か「フェラーリ」ぐらいなものかもしれない。だから可夢偉も資金を募った。彼の公式コメントの中で、「この資金をようやく利用させていただく時が来た」と述べている。速ければ誰でも乗ることが出来る世界ではないのだ

このケータハムというチーム、昨年はポイントを獲得することが出来ず、最下位に終わった。要となるエンジンのレギュレーションは、当然のことながら全チーム共通。なぜそこで速いチームと遅いチームが生まれるのか。それは、ドライバー自身にマシンをアップデート出来る能力が有るかどうかに係っていると言っていい。つまり、テスト走行を重ねる中でマシンの挙動を把握し、それを忠実にテクニカルディレクターにフィードバックし共に開発に参画出来るか、そしてどれだけ空力を味方に付けることが出来るか、その開発能力が備わっているドライバーのいるチームは速い。もちろんそれを実行可能にする資金が必要となるが、昨年のケータハムには資金よりもこの技術面が欠けていた。そこで開発センスと度胸あるドライビングが魅力の可夢偉に白羽の矢が立ったのだ。

今年はエンジンのレギュレーションが大きく変わる。言ってみれば、これまで築いてきたノウハウはあまり役に立たなくなる。全チームとも一歩からのスタートになるので、開発能力に長けた可夢偉のセンスが注目されるのだ。過去ザウバーのアップデートに貢献したように、ケータハムでも手腕を発揮してほしい。1年目は試行錯誤の繰り返しになるかもしれないが、トップドライバーに冷や汗を掻かせるような、キレキレの走りを期待せずにはいられない。彼なら出来る。可夢偉の復帰第1戦は、3月14日のオーストラリアグランプリで幕を開ける。ガンバレ、可夢偉!!


やはり奥深いF-1の世界を見た

快晴の鈴鹿サーキットで開催された「F-1日本グランプリ」は今年で25周年。その記念大会に相応しいバトルは今年もファンを魅了した。結果から言えば、4連勝中のベッテル(レッドブル)が優勝し、2位には韓国グランプリでマシンが散々な目に遭ったウェバー(レッドブル)、そして3位には目下売出し中のグロージャン(ロータス)が入った。結果だけ見ると何の変哲もないレースのようだが、実はチーム事情が絡んだ非常にシビアなドラマが展開していた。

それは、金曜日のフリー走行から始まっていた。とにかくベッテルが速い。もう手の付けようがないほどで、1回目2回目とそれぞれ30周を走っても常に安定したラップタイムを刻んでいた。以下は、ウェバー、ハミルトン(メルセデス)、ライコネン(ロータス)が入れ替わる展開。アロンソやマッサ(どちらもフェラーリ)はなかなかタイムが上がらず、バトン(マクラーレン)もセッティングが決まっていないのか、それ以下のタイムで推移していた。ただ、ウェバーは今年限りでF-1を去り、来季からはWECへの参戦が決まっていることと、この鈴鹿が大のお気に入りであると公言していることから、このままでは終わらないだろうと少なからず期待はしていた。

ハプニングは土曜日に起きた。フリー走行3回目で快走していたベッテルのマシンに不具合が発生。何とKERS(ブレーキのエネルギーでモーターを回す補助動力装置)が故障し、前日のタイムに届かないまま早々のピットインとなった。結局応急修理をして午後の予選に臨んだが、1~10位までのグリッドを決定するQ3で再び不具合が発生。いつもはぶっちぎりのタイムでポールを勝ち取るベッテルだが、今回はウェバーにその場を奪われ2位に甘んじた(それでもこの結果は凄いが)。これでウェバーが大好きな鈴鹿で優勝を飾る・・・と誰もが確信したに違いない。3位にはグロージャンが入った。

決勝レーススタート。何とグロージャンがロケットスタートを決め、不利なイン側(レコードラインではないので埃が多くグリップしない)から2台のレッドブルをパス、1位へ躍り出た。毎回スタートに課題を残すウェバーだが、今回はグロージャンが良かった。今回のレッドブルのタイヤ交換は2回を予定していた。ピットレーンは80キロ規制があり、これにピットストップの時間をプラスすると25秒が必要となる。必ず2種類のタイヤを使用しなくてはならないルールと、タイヤの寿命に応じて2ストップ或いは3ストップの作戦を選択する。タイム的には2ストップが有利なのは誰にでもわかるが、美味しい部分が無くなったタイヤはタイムが落ち、わずかなミスでスピンやコースオフするリスクが増える。タイヤにやさしいマシンとマネージメントがしっかりと出来るドライバーでない限り、3ストップを選ぶ方が賢明なのだ。

レースは53周。自分的には15周目で1回目のピットイン、残り38周を19周ずつで行くのかなと予想していたので、必死のウェバーとこのままでは終わらないベッテルがどこでグロージャンを捉えるのか、固唾を呑んで画面を見詰めた。
ところがである。早くもウェバーが11周目にピットイン。「何で?」彼のチームラジオでのひとことが印象的だった。これは本人のリクエストではなく、チームからの指示ということになるからだ。確かにグロージャンを1秒以内に追い詰めてはいるが抜くことは出来ない。後方からは毎周0.3秒ずつベッテルが詰めてくる。アンダーカット(オーバーテイクするために前車よりも先にピットインし、ニュータイヤで間隔を詰め、前車がピットインした時に前に出る作戦)狙いなのか? 残り周回数は42、これをハードタイヤで21周ずつ走りきるのは不可能ではないが、終盤相当辛くなることは目に見えている。かと言って3ストップにすれば当然ベッテルが勝つことになる。ま、それはないだろうと思っていたがそれが実際に起こってしまった。ウェバーに対し、25周目にピットインするように指示が出たのだ。これで彼の優勝は消えた。グロージャンを追い掛け回した代償でタイヤライフが短くなったからというのが理由らしいが、途中で作戦が変更された意図がわからない。確かにKERSが復活したベッテルは最速だったし、ずっとグロージャンを抜けなかったウェバーにも原因の一端はあるかもしれない。鈴鹿は抜き所が大変に難しいコースだということを誰もが知っているからだ。ただ、2ストップで行くと決めて臨んでいる以上、ポールを取った彼をバックアップするのがチームではないのか。またしても「セカンドドライバー」という憂き目に遭い、暗黙の「チームオーダー」によりベッテルの優勝を優先したのかもしれない。

結局グロージャンも3ストップで30周目にピットイン、ウェバーが2位に上がったが、2ストップのベッテルが7.1秒の差をつけてチェッカーを受けた。もちろんベッテルが素晴らしい仕事をしたことに変わりはないが、予選後の会見で本当にうれしそうに話をするウェバーを思い返すと、この鈴鹿で優勝していれば・・・とつくづく思う。

ウラを見ればいろいろとあったグランプリだったが、見応えのある素晴らしいレースだった。しかも、日本人ドライバーが不在にも関わらず8万6千人の観客がスタンドを埋め、どの選手にも温かい声援を送っていたし、マーシャルも実に手際の良い仕事ぶりで本場ヨーロッパに引けを取らないレベルをアピールした。まさにどのドライバーからも愛されていることを今年も証明した日本グランプリだった。

24日から開催されるインドグランプリでベッテルが5位以内に入賞すれば、4年連続のワールドチャンピオンが決定する。


F-1、鈴鹿へ

F-1が大好きである。1987年に中嶋 悟氏が日本人初のレギュラードライバーになった時からずっと観続けている。今年フリー走行や予選・決勝を生放送で観たいがために、「フジテレビNEXT」と契約してしまった。その分マシンのセットアップの様子やチームのマネージメントがよく分かり、F-1オタクの川井チャンの解説との相乗効果で、いっそうのめり込んで観ている始末。

今年のシーズンは、レッドブルのベッテルがダントツの1位(272点)で、フェラーリのアロンソがそれを追う(195点)展開。先週の韓国グランプリでも磐石のレース運びで堂々の優勝を飾った。これだけ速いと出た杭は打たれるものだが、今シーズンのレギュレーションではまるで打つ手が無いのが実状だ。

そして、ついにF-1サーカスは日本へやって来た。今週末鈴鹿で日本グランプリが開催される。年に一度のお祭を楽しみにしているのはもちろんだが、昨年は日本人ドライバー・小林可夢偉がアグレッシブな走りで表彰台(3位)に上がり、大変な盛上がりとなった。今年彼の姿を見ることは叶わないが、それでも世界一負けず嫌いの男たちの闘いは非常に楽しみである。

先週韓国グランプリが開催された。4年目の今年も運営面でいくつか問題点が見えた。まずはガラガラのスタンド。メインスタンドこそ8割方埋まっていたが、2、3コーナーが3割、あとは閉鎖されていたかもしれないがスタンドに人影は無かった。ソウル近郊ならもっと集客が望めたかもしれないが、霊岩(ヨンアム)はソウルから400kmも離れており、観光名所と呼べる場所も無い。来場者のほとんどがスポンサーが配布したタダ券を使ったという話もあり、100億円以上の赤字が見込まれている。
また、レースの最中に他車に突っ込まれてサイドポンツーン付近から出火したウェバーのマシンは、ランオフエリアに停止したもののマーシャルの到着がかなり遅れ、異常なほど長時間炎に晒されることとなった。通常火が出ればものの数秒で消火器を持ったマーシャルが駆け寄り、消火と同時にドライバーを安全な場所に移動させて、マシンを素早く撤去しなくてはならない。この時点でシャーシやエンジンは再生が可能かどうかのギリギリの状態だった。さらに不幸は続く。セーフティー・カーが出る前に、消火器を積んだRV車がコースに出てしまい、レースを続けていたベッテルの前を走行してしまったのだ。幸いストレートで距離もあったために接触は避けられたが、もしコーナーだったらと想像すると背筋が寒くなる。そして運搬した消火器が粉末タイプだったことから、ウェバーのマシンは完全に息の根を止められた。本来レースで使用される消火器は二酸化炭素タイプで、エンジンやギヤボックスにダメージを与える粉末タイプの消火器は用いない。エンジンは1番高価なパーツで、年間で使用可能な数も決められている。貴重なエンジンは白い粉の餌食となって使用不可能となった。解説者で自らもレーシングチームを運営する森脇基恭氏も「最低だ!」と激怒していた。

マシンを撤去する際も、ヘルメットを被っていないマーシャルがいたことにもビックリ。イギリスからマーシャルを指導するチームが派遣されていたそうだが、それを持ってきてもこの体たらく。レース後ベッテルは「もう韓国に来ることはないだろう」とコメントしているし、ほとんどのドライバーがその日のうちにセントレアに降り立ったことが、今回の運営のまずさを如実に表している。

さて、その日本グランプリ。長年培われてきたレースへのリスペクトが毎年高い評価を得ているのは言うまでもないが、多彩なコースレイアウトとすべてのスタンドが埋め尽くされる光景に、どのドライバーも感動しているという。そして、日本人ならではの「おもてなし」がドライバーの気持ちを和らげる。木曜日までは日本を堪能してもらい、金曜日からのセッションではいつも通りのエキサイティングなレースを観せてほしい。
ちなみにベッテルがチャンピオンを決めるためには、自身が優勝しアロンソが9位以下で終わることが条件となるが、実際ノートラブルでアロンソが9位というのは有り得ないので、恐らく次回へ持ち越しということになるだろう。好天の下で最高のバトルを期待したい。

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