星は好きです

月と金星のランデブーを撮影してから、どうも夜空の按配が良くありません。昼間は実にいい天気なのですが、夜になると雲が空を覆ってしまいます。湿度がどうのこうのという以前の問題ですね。
日曜日から、天体望遠鏡とカメラを据え付けたままにしてあります。風呂から出て空を見上げると・・・ガッカリ。今日ぐらいから、金星に代わって土星が月とランデブーをします。これも0:00頃には地平線から消えてしまうので、その方向に山などがあると、もっと早い時間に撮影しなくてはなりません。とは言っても、自分のお粗末な機材では土星の輪を撮影出来る訳でもなく、先日掲載した写真と何ら変わらない画像が出来上がってしまいます。

そもそも天体に興味を持ち始めたきっかけは、小学校6年の時にアポロ11号が月に着陸し、その映像に釘付けになってからだと思います。流行りものが好きだった父は大枚叩いて双眼鏡を買い、毎晩月を眺めながら、「あの静かの海に着陸したんだ」と言う台詞を、耳にタコが出来るほど聞かされたものです。ところが、自分はそんなことには見向きもせず、クレーターで凸凹の月に、ただただ感激していました。

それ以後、星座早見表を使って星空を眺めるようになりました。カメラを始めた高校生頃からは、「天文ガイド」なる雑誌に掲載されている写真を真似して、ほどんど失敗ばかりのネガが山ほどの量に。30年前にデジカメがあれば・・・と、真剣に思いました。

1990年に、TBSアナウンサーだった秋山豊寛さんが「ソユーズ」に乗り、日本人初の宇宙飛行士として宇宙ステーション「ミール」から、毎日送られてくる地球の映像を、ワクワクしながら観たのを憶えています。ある日の夜、自分の住んでいる真上を通過することになり、残業時間に抜け出して、会社の屋上で30分も前からその瞬間を待ちました。すると、北の方向からかなりの速度で飛んでくる「ミール」を発見。夜なのに船体はキラキラと光り、明らかに飛行機ではないことがわかりました。わずか15秒ほどの出来事でしたが、自分にとっては鳥肌が立つほどの感動のひとときでした。

その後も「○○彗星」とか「○○流星群」で巷が騒ぎ出すと、友達とカメラを担いで富士山近辺へ出掛けました。そういう場所にはやはりスゴイ人たちがいて、大砲のような天体望遠鏡を、自動追尾用モータードライブの付いた赤道儀が支え、専門用語をガンガン飛ばしながら観測をしていました。そのはずれにやはり大きな望遠鏡を据え付け、ひとりでぽつんと観測している人がいて、何やら一生懸命にデータを録っていました。仲間内で蔓んでいる人より話しかけやすいと思い、頃合を見計らって声を掛けてみました。
「あの~、覗かせていただけないでしょうか?」
一瞬ちらりとこちらを見、再びパソコンを操作しながら
「あと10分で終るから、それでもいい?」
と、言ってくれました。15分ほど待っていると、望遠鏡からパソコンやカメラが取りはずされ、本体だけになった状態で見せてもらうことが出来ました。アイピースを覗くと、信じられない大きさと明るさで、「ヘールボップ彗星」が視界に飛び込んできました。あまりの鮮明さに、天体望遠鏡ってこんなにスゴイものなのかと、持ち主の方に興奮しながら訴えました。聞けばこの方、国立天文台の研究員で、東京よりも空気が澄んで明かりの少ない富士山に、よく観測に来ると仰っていました。その後も長い時間たくさんのお話を聞くことが出来、自分たちの撮影などすっかり忘れてしまっていました。

それ以降自分でも望遠鏡がほしいと安物を物色していましたが、望遠鏡というのはかなりの重量があり、それを抱えて三脚に載せなければなりません。果たして足の悪い自分にそれが出来るだろうか。しかもモータードライブ付きの赤道儀だけでも20万円、これに本体や各種パーツを用意すると・・・そんなことを考慮して、現在の機材に落ち着きました。

何だか今日も記事らしい記事ではありませんでしたね。読んで下さった方、申し訳ありません。土星+月の写真が撮れなかったので、木星の写真をUPしてみます。これは望遠鏡ではなく、望遠レンズで20秒のバルブ撮影を試みました。ン~、やっぱりただの白い点だった・・・(泣)。

jup.jpg

コメント

紅緒 #TB92PoV2

プラネタリウム・・・

こんにちは♪
自分が小さい頃は、肉眼でも夜の空は星が綺麗に見えていました。
今は、もうあんなに綺麗な空も星も…見ていないです。
小学生の頃には、近くにプラネタリウムがあったので、天体好きな友達に連れられてよく行ったものです。何度行っても、見た後には新鮮で爽やかな気分になり、感激したものです。(友達は、どうしてるのかな??って思ったりして…。ギターオヤヂさんのように、天体望遠鏡で空を眺めているのかな?)
そういえば…このところ行っていないので、週末にでも行ってみようかな・・・・☆☆☆

2007年05月24日(木) 12時28分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

紅緒さん

このような記事にコメントいただき、恐縮しています。
自分もプラネタリウムは久しく行っていませんが、設計者と言うかコーディネーター次第で、ずいぶんと出来が違うのだそうです。年々数が減少しているそうですが、失いたくない施設のひとつです。

2007年05月24日(木) 13時17分 | URL | 編集

副社長 #RbGeqkE.

ウチの社長も星が大好きです。
というか…宇宙が好きだそうです。*^^*
こどものころ、家族で伊豆に行ったとき
貧しい我が家は、車中泊。
夜、海辺で空を見上げたとき
まさに降ってくる星たちに、怖くなって正視できなかったこと、思い出しました。*^^*

2007年05月25日(金) 00時10分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

副社長さん

難しいことはわかりませんが、自分も宇宙に興味があります。夢のいっぱい詰まった不思議な空間ですよね。この目で地球を見てみたいというのが夢なんですが、誰でも簡単に宇宙へ行けてしまうのも、少しだけ価値が減ってしまうかな・・・なんて思います。

伊豆は地元ですが、昔はそんなにたくさんの星を見ることが出来たんですか?地上の明かりと空気の汚染が、星たちの存在を遠くしてしまったですね。

2007年05月25日(金) 10時10分 | URL | 編集


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