野球の怖さ

昨日は、今年2度目の公式戦(JA共済トーナメント)でした。前回は相手チームにかき回されるだけかき回され、気付いた時にはコールド負け。自分たちの野球をやらせてもらえないまま、あっけなく終ってしまっただけに、今回の予選に対する思い入れは半端ではありません。休憩時間まで惜しんでの練習や、平日のナイター練習、耳の穴まで泥だらけになって猛練習をこなしました。そして仕上げは、選手自ずから頭を五厘刈りに。レギュラーの親御さんが、臨時の床屋を買って出てくれました。前夜は、滅多にしないのですが、長男を呼んで確認の意味で話をしました。
・おまえのバントはチームいち、自信を持って転がすこと
・ランナーが出たら常に2塁ベースを意識して、盗塁を阻止すること
・ヒットやゴロを自分で判断せず、打ったら全力で走ること
さあ、やるべきことはすべてやって、いざ決戦のグラウンドへ。

ところがです。
この数時間後、選手たちは野球の怖さを目の当たりにすることになります。序盤は完全に「清水町少年野球団」のペース。相手投手の乱調に付け込み、四球→盗塁→スクイズのパターンで3回までに3点をリード。少年野球団のエースの調子は上々、守備も卒なくこなしてランナーを3塁へ進めることを阻止しました。その後お互いに2点ずつを取り、5-2でいよいよ最終回。
この調子なら三者凡退で楽勝!と、誰もが確信していたはず。ところがやはりプレッシャーのせいか、突如として制球が乱れ、ヒットと四球で無死満塁。1点2点は覚悟しましたが、もちろん敗戦など頭の中には微塵もなし。そして迎えたバッターは4球目を強振、何の変哲もないフライがレフトへ飛びました。「タッチアップで1点か」と思った瞬間、落下したボールはグラブを弾いて、大きくファウルラインの外へ。応援席には、悲鳴に近い声が響き渡りました。野球専用のグラウンドのため外野は芝生、転がるスピードは落ちるはずなのに、よりによってフェンスまでボールが到達してしまったんです。結果走者一掃の3塁打で、たちまち同点になってしまいました。
「まだ同点だぞ!」
茫然自失の選手たちには、もうそんな言葉など届く筈もありません。続くバッターは中学生クラスの巨漢。これまで2度凡退に打ち取っていましたが、ド真ん中へ入る甘いボールを見逃すはずがありません。思い切り叩いたボールは、センター後方への大ホームランとなり、逆転サヨナラ負けという信じられない結末となりました。
相手チームは、もう何でもありのお祭り騒ぎ。それはそうでしょ。反対に、こちらは誰一人として立ち上がることも出来ず、あまりの急転直下に放心状態なんですから。たくさんの試合を観てきた親御さんたちが、片付けをすることも出来ず、座り込んだままの姿を見たのは初めてでした。エラーをした選手は泣きじゃくり、その親御さんは下を向いたままうな垂れていました。声を掛けることも出来ないほど・・・。

その後選手たちは、40分に渡り監督からのお説教のあと、別の場所へ移動して1時間半の練習を行いました。悪いイメージを残さないためでしょう。言わずとも全員が野球の怖さを嫌と言うほど味わったはず。「下駄を履くまでわからない」、いや「下駄を履いてもまだわからない」、それが勝負事です。

帰宅後、自分は長男にねぎらいの言葉をかけ、4打数2安打、送りバント2度成功、エラーなし、そして全力でプレーした姿勢を褒めました。本人も相当堪えていたようですが、今朝には何事もなかったように学校へ、そして夜はチームの仲間数人と、4キロのランニングに出掛けました。「あんまり無理するな」と言ったら
「次はどんなことがあっても勝ちたいから」
と、言い切りました。来月も公式戦が予定されています。早くも選手たちは気持ちを切り替えて、それに向けて練習を再開しました。屈辱的な敗戦は二度とごめんですが、選手たちにも親御さんたちにも、忘れられない1日となりました。
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(バカ親の極みですが、愚息のヒット姿です)

そのせいかどうかはわかりませんが、昨晩は一睡も出来ずに朝を迎えました。集中力がなかったので、記事やコメントの書き込みが出来ず、パソコンを眺めたり読書をすることが耐えられない状況でした。かと言って昼寝もダメで、いつもの体調の悪さが出てしまったようです。今夜も同じなら、薬を飲むことにします。


コメント

副社長 #RbGeqkE.

お写真、ベストショットですね!*^^*

2007年05月14日(月) 22時27分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

副社長さん

ありがとうございます。お世辞でもうれしいです。
「子供たちのため」とか言いながら、実はボケ防止の反射神経を養うリハビリだったりして・・・。
試合内容にもよりますが、1試合で200枚以上撮影すると、かなり目(両目を使うので)と体にきます。やっぱり歳なんじゃん、って感じですね。

2007年05月15日(火) 01時04分 | URL | 編集

シチューパン #3p3E4xCk

 ありますね。こういうこと。
 2年前までは、演劇ではなく野球が担当でしたから。なぜ、このチームで勝てない!?と口惜しい思いはたくさんしました。
 前のチームの方が上手かったのにと思いながら、勝っていくチームを不思議な思いで見たこともあります。
 勝負は水物なんでしょうね。
 口惜しいと思い、そこから立ち上がることを学ぶ時なのかもしれません。
 がんばれーー! 少年達!!
 ちゃんと報われる時はくるから。絶対くるから。
 それまで、歯食いしばってがんばれよ!!

2007年05月15日(火) 06時02分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

シチューパンさん

「ちゃんと報われる時はくるから。絶対くるから。」
選手たちに、この言葉を伝えたい!ありがとうございます。
確かに色々なスポーツを観ていても、ほんの僅かなきっかけから、試合の流れが大きく変わってしまうことがあります。ただの敗戦ではなく、まさに勝ちを掴もうとして、スルリとその手から逃げて行ってしまった今回。関わった全員が、学んだ試合だったと思います。ポジティブに考えましょ!!

2007年05月15日(火) 10時18分 | URL | 編集

紅緒 #TEzGU1vU

苦い体験・・・

シチューバンさんがおっしゃるように、本当にこういうことってありますよね。努力した結果が報われない時って、ありますよね。厳しい現実だと思います。
お話を聞いて、自分の悔しい思いをしたことを思い出しています。

けれども、こうやって悔しい思いをしたことは、決して無駄だとは思いません。
「挫折」をしらないままであったら、どこかおごった気持ちになって、天狗になることもあります。また、練習にも悔しい思いがないとその練習さえも甘く見て、身に入らないこともあると思います。
この体験は、きっと将来野球だけでなく、いろんなところで精神的な強さとして役に立つと思います。
個人競技のスポーツでも団体競技のスポーツでも、本人を支える周りのサポートがあってからこそです。
また、一緒に喜んだり悲しんだり…そして前向きに考えられるのは、周りの支えあってのことだと思います。
ギターオヤヂさんたちの支えは、子供たちの心にも響いていることだと思います。
ギターオヤヂさんも、選手のみなさまも、選手を支えるみなさんも…頑張れ~~~☆☆☆

2007年05月15日(火) 12時27分 | URL | 編集

はらぐろ #mQop/nM.

先日のコメントでかなり厳しいご意見を頂きました。私の中では、出来た命は尊いものであるので、それを大切にして欲しいという気持ちで書きました。先日も記入しました通り、出来た命を簡単にないものにしてしまう人をみてきたからこそ、命あるものは絶対の権利であり、大切にしてほしいのです。ただそれだけです。すごく残念です。

2007年05月15日(火) 14時57分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

はらぐろさん

「かなり厳しいご意見」というのは、
「お友達の「医療関係者は言うこと違う」というのは、ある意味偏見だと思うなぁ・・・。」
という事柄でしょうか? そうだとしたら、自分の受け取り違いです。「言うこと違う」と言うのは否定的な意味ではなく、一目を置いているという意味合いなんですよね。申し訳ありません。撤回致します。

2007年05月15日(火) 20時16分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

紅緒さん

子供の立ち直りは早いです。悔しさを次へのエネルギーに換えて、毎晩ランニングに出掛けています。調子を崩した親としては、見習わなくてはなりません。
挫折ばかりで立ち直れない人生は少し困りますが、今回はいい薬になったと思います。「あとは全部勝つ!」という長男の言葉を信じて、後ろから応援することにします。

2007年05月15日(火) 20時44分 | URL | 編集

はらぐろ #mQop/nM.

ギターオヤジさま
ごめんなさい。厳しいご意見とは、ギターオヤジさまがおっしゃってる事ではありません。いつも、私の文章が下手で説明が足らないから、いけないのです。こちらこそ、ギターオヤジさまに不愉快な思いさせてしまい、ごめんさない。これからは、もっとわかりやすく記載できるようにします。勉強になりました。

2007年05月15日(火) 20時54分 | URL | 編集

紅緒 #TEzGU1vU

はらぐろさんへ・・・

こんばんわ♪
はらぐろさんのコメントを読ませて頂いて、この場をお借りしてコメントさせて頂く失礼をお許し下さいね。
「厳しい意見」というのは、私の書いたコメントのことですね。
私の文章では、うまく思っていることもお伝えできず、そのことで気分を害されたようで、申し訳なく思っています。すみませんでした。
看護士をしている友達に、妊娠するかもしれない可能性がある時に、薬を飲んでてそのせいで中絶してしまう人もあるということを聞きました。そういうことのないように!と思ったのです。
はらぐろさんのおっしゃるように、尊い命だからこそ大切にして欲しいと私も思っています。だからこそ、妊娠する可能性のある方には自分の心も身に対しても慎重でなって欲しいと思っています。

言葉が足りず、思っていることをうまく文章に表せないので、申し訳ないのですが、私もギターオヤヂさんの言葉をお借りさせて頂くことになりますが、友達もそうなのですが、医療関係者の方の意見には、一目置いているということです。
残念な気分にさせてしまいましたこと…お詫びさせてもらいます。

2007年05月15日(火) 22時15分 | URL | 編集

はらぐろ #mQop/nM.

紅緒さんへ
本当に、私の文章が未熟なためにこういう事になったのだと思っています。ごめんなさい。
また、ギターオヤジさんのブログでご迷惑おかけしたこと、本当に申し訳ありません。
先日も記載しました通り、今回は大変勉強になりました。こういう事が理由でたくさんの人に今まで不愉快な気持ちにさせていたのではないか。。。と。今後の仕事でも、もっと言葉を大切に選ばないといけないと、ただただ反省につきる思いです。
ここにこられる方に不愉快な思いをさせてしまった事、本当に申し訳ございませんでした。

2007年05月16日(水) 23時30分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

紅緒さん&はらぐろさん

それぞれに貴重な声を聞かせていただいて、ありがとうございます。心の底からの声として、自分の気持ちの中にも、しっかりと留めておきたいと思います。お二人がそれぞれに、「言葉が足らず・・・」ということであれば、管理人の自分は「おつむが足りない」ので、何のフォローも出来ないことが口惜しくて仕方ありません。

ちっとも迷惑だなんて思ってないですよ~。今回のことが、お二人をつなぐきっかけになってくれれば、オヤヂとしてはとてもうれしいです。こんなブログでも、少しは役に立ったかな・・・なんて感じで(笑)。

2007年05月17日(木) 00時47分 | URL | 編集


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