なんか違うだろ

昨日は悪天候で、長男の野球が休み。午前中はギターを引っ張り出して練習でした。夕方からスタジオでの練習を控え、細部の確認とウォーミングアップを行いました。
そして、リッキー共々6時前に市の公共施設内にあるスタジオに到着。そこでちょっとしたハプニングが・・・。クルマを駐車しようと中へ入ろうとすると、中年の警備員に止められました。
「今日は、選挙の投票に来る人専用の駐車スペースになっています。よって、このクルマは駐車出来ません」
マニュアルどおり、まるで台詞棒読みの指示でした。この駐車場は、車高が155cm以上だと地上駐車場(26台)へ、それより低ければ地下(105台)へ停めることになっています。リッキーのクルマはハリアーなので、いつもどおり地上駐車場へ入ろうとした訳です。
「この中の施設を予約しているのに、こういうクルマで来た人って、駐車場が使えないんですか?」
リッキーが問いました。
「規則ですので・・・。とにかくダメなんですよ」
「自分は障害を持っているんですが、もし自分が運転してきても停められないんですか?」
興奮すればこじれると思い、自分も出来るだけ冷静に質問しましたが、
「どこか別の場所へ停めてもらうしか方法がないです」
とにかくこの警備員は、ダメダメの一点張り。何らかの策を考えようともしません。自分が続けました。
「個人所有の駐車場なら納得しますけど、ここは市の建物ですよ。使用目的も明確だし予約まで入れてあるのに、そういう対応ってないんじゃないですか?今だって1台も停まっていないし、臨機応変に対応していただいても。地下にも何台か車高の高い車両が停められるスペースがありましたよね。そこは無理なんですか?」
「決まりなんだよ、決まり!」
警備員が、とうとうキレました。するとリッキーが名刺を差し出して、
「自分の身分をはっきりした上で話をさせて下さい。あなたが指示通りに業務を遂行されているのはわかりました。でも、公共の施設ですから色々な人が利用しにここへ来ると思うんですよ。誰かの介助がないと移動出来ない人や、彼のように長い距離を歩くのが困難な人も利用するかもしれません。そういう人たちが使えるように配慮や工夫をするのも、あなた方の役割ではないですか?失礼ですが、お名前を教えて下さい。あなたの会社と市長に、この事態を報告します」
と、あくまでも冷静沈着に話をしました。すると途端に警備員の表情が変わり、無言のまま詰所へ走って行ってしまいました。2分ほど経って、今度は年配の警備員が駆け寄ってきました。
「事情は聞きました。言葉が足らずに、不快な思いをさせてしまって申し訳ありません。地下の空きスペースに駐車して下さい。管理室には連絡しておきます」
と、その年配の警備員が帽子を取って頭を下げました。
「わかりました。ありがとうございます」
リッキー共々、こちらも頭を下げました。結果的には駐車することが出来ましたが、やはりどうも腑に落ちません。いつぞやの市民会館での、障害者用駐車スペースに杭が打たれ、使用出来ない状態だったことを思い出しました。あの時も、リッキーと一緒でした。
「おまえと一緒だと、色々勉強になるよ。でもさ、選挙で福祉が蔑ろにされるのはたまらないな」
「あの口調だから、泣く泣く諦めた人もいたんじゃないか?」
もし、そんな目にあった利用者がいたら、最悪の1日になってしまったかもしれません。暮らしが便利になっても、総理大臣が「美しい国づくりを目指す」と力説しても、なんか違うだろと思ってしまった訳です。大きな思い込みが、小さなトラブルを見過ごしてしまうような、そんな理不尽な国にはなってほしくありません。

コメント

シチューパン #3p3E4xCk

 昨日読んで、むかついたので一日たってと思ったけど、読むたびにむかつきますよね、この対応。

 杓子定規という言葉のままに、何も考えずに役を行う人たちがいる。変と思っても動かない人たちがいる。何よりも、その状況を仕方ないとあきらめて受け入れる人たちがいる。そんなことに、この年になってなお、腹が立ちます。

 自分がもっとアクティブで根性があったら、きっと政治だって組合だってのめるようにやったかも。でも、幸か不幸か、自分のやりたい方向性は違うので、とりあえず出会った出来事に腹を立て、向かい合うだけしか出来ません。そんなことももどかしくて、何も出来ていない自分にも腹が立ちます。

 今週は家庭訪問ウィークです。お父さんがおうちにいると、お父さん達語る語る、「どうなってんですかね、教育は、家庭は、社会は、未来は。」と話題は尽きません。答えるのはなかなか大変。でも最後に行き着くのは「教えているのは二つです。自分の教科を楽しいとどこかで思ってもらうことと、社会の中で自分を失わず相手を認め生きていくこととはどういうことか。」という答えです。

 お父さん達ってば、自分の子供と同じくらい日本の未来が心配なようです。
でも、そんなお父さん達は、こんな警備員さんには絶対ならないだろうなって思います。
 大人たちが示すものって、実は全て子供に反映するのでこわいです。
良いお手本の大人が、もっと増えればいいのにね。

2007年04月26日(木) 06時27分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

シチューパンさん

この警備員氏にお子さんがいるかどうかはわかりませんが、もしいるのならば、もう少し思いやりの気持ちで人と接してほしいと思いました。親の背中を見て、子供は育っていきますからね。
お父さん達が子供たちのことを気遣って、今の日本を心配しているんですね。「家のことは母親任せ」という時代は、ずいぶん改められてきたんでしょうか。
家庭訪問、ご苦労様です。

2007年04月26日(木) 20時28分 | URL | 編集

はらぐろ #mQop/nM.

ごぶさたしてます。この世の中はどうかなっているといつも思います。平気でズルをする人、それをわかっていて知らないふりをする人、そしてとにかく大事にしたくないからその場の流れで対応する人。私もそういうとこあるかもしれませんね。私は女という事もあって、必ずいつも、あの女は頭がどうかあるって言われたり、どなられたりします。まともに対応された事なんかありません。なので、いつも、先述書いたように、この世の中はどうかある。と思い、あきらめます。でも、自分に出来る事はささいな些細なことですがあきらめずに、少しづつやっていこうって思ってます(正直、関西に戻ってからあまりのひどさにげんなりしてます。家族に言うと、知り合いが多いから、お願いだから止めてくれって言われます)

2007年04月26日(木) 22時08分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

はらぐろさん

こちらこそご無沙汰しています。お元気ですか?
自分は疑問やおかしいと感じたことに対して、何でもかんでも闇雲に意見する訳ではなく、当事者の良心の欠片を信じて、流してしまうこともあります。
ただ、女性=弱者という勝手な思い込みから、攻撃的な発言をしたり罵声を浴びせる人間は許せません。結局人を見てからでないと何も言えない、その人間が一番の弱者なんですね。はらぐろさんが、「自分に出来る事は些細なことですがあきらめずに、少しづつやっていこう」と仰っていますが、その気持ちを常に持たれているだけでも、訳のわからない輩は減っていくきっかけになると思います。
自分や相棒は、家族から制止されてもメディアを通してコメントしてしまうので手に負えない・・・でしょうね。今週のラジオでも、多分今回の話を紹介してしまうと思います。もちろん「某場所、某警備会社」と、オブラートには包みますが。

2007年04月27日(金) 00時56分 | URL | 編集


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