USTREAMの「大阪国際空港(伊丹)ライブカメラ」が面白い

平日の夜と休日パソコンに貼り付いていられる時間は、ほとんどこのサイトを観ているか流しっ放しにしている。成田にも2台のライブカメラが設置されているが、伊丹は宝塚市の山腹から俯瞰で空港全体を見渡せることと、左チャンネルからグランド、右チャンネルからタワーの交信がモニター出来るので、より詳細な運行状況を楽しむことが可能だ。画面右側には掲示板もあるので、自分よりはるかに豊富な知識をお持ちの方のカキコを読みながら、「なるほど!」とひとり悦に入っている。たまにカミさんから「ねぇ、面白い?」と冷ややかなひとことを浴びせられることはあるが・・・。

関西地区は関空や神戸に分散されて国内線仕様となった伊丹だが、トラフィックは忙しくて次々と発着が続く。羽田や成田ほど「入れ食い」ではないので、もし撮影に出掛けたらほんの少しだけ息を抜く時間があって都合が良いかもしれない。
伊丹は2本の滑走路が並行していて、動画の奥側が32L(3000m)とR(1828m)、手前側が14LとRになる。間隔が狭いので、羽田のように同時の離着陸は出来ない。また、着陸誘導設備の関係で、追い風でも大概32を使用する。先日エプロンから32Lへ向かう誘導路に不具合があり、珍しく14Rのみの仕様になったことがある。運用終了後の点検でしか見たことが無かったPAPI(精密進入経路指示灯)と進入灯が点灯し、カメラを横切って右旋回しながらアプローチする絵は実に新鮮だった。

強風や最近のゲリラ豪雨の時は、パイロットと管制官の連携がとても重要になってくる。管制官から滑走路付近の視程や気圧、ダウンバーストの情報が提供され、パイロットは情報を元に残燃料を考慮しながら空中待機かダイバートの判断をする。先々週の豪雨の時も、降り出してまもなく伊丹上空に到着した航空機数機は、何度も旋回を続けた後関空や神戸、セントレアにダイバートした。中には鹿児島から飛んできて福岡に降りた機もあった。
「Flightradar24」を併せて観ていたら、ある機などは羽田から飛んできて降りられず、8回ほど旋回をした後関空へダイバート。1時間後離陸したので機材運搬で、伊丹へ向かうと思いきやそのまま羽田へ飛んだ。もしかして伊丹では欠航扱い? しかし、運悪く今度はその羽田がゲリラ豪雨に遭い、すでに房総半島上空を4機ほど旋回していたが、関空からの機もそれに加わってしまったのだ。もし同じパイロットだったら、「いい加減に勘弁してくれよ~」とこぼしていたかもしれない。幸い15分ほどで無事着陸した。

こんな状況になっても管制官の誘導や口調はいつも同じ調子だ。パイロットのリクエストにも的確に対応する。ただ、イントネーションに個性があってなかなか楽しい。1番人気は「姫」と称される女性管制官。落ち着いた口調ときれいな声、語尾を上げる独特な話し方は癒されてつい顔が綻んでしまう。パイロットの間でも話題になっているかもしれない。「姫」がグランドに入るとトーイングの担当者と日本語での会話になるが、さらにその癒し度は急上昇する。「姫」ではない管制官の音量を下げてしまう時も(笑)。新参者の自分は女性管制官を声で3人まで確認出来たが、掲示板によるとすべて既婚者だとか。こういう情報ってどうやって入手するんだろう。
「姫」と同じチームで、いつも淡々と指示をするおじさん管制官や低音が魅力のダンディな管制官、マッハ並みの早口でたまにパイロットから「もう1回言って」とツッコミを入れられるマイペースな管制官、小声で気の弱そうな管制官・・・。個性派揃いだ。

日が落ちると滑走路や誘導路の照明が点灯して、華やかな夜景を堪能出来る。大気が澄んでいると見入ってしまうほどだ。航空法により近辺に高い建物は無く、後方に行けば行くほどマンションや高層ビルが林立しているので、その灯りも格好のBGVとなる。
伊丹の運用は21時まで。最終便が到着すると、交信の最後に「お疲れ様でした」と日本語で付け加えるパイロットがいて、管制官もそれに応える。お互いを労っての挨拶だが、眠らない羽田や成田ではなかなか聴くことは出来ないかもしれない。

動画だけでも十分に楽しめる「大阪国際空港ライブカメラ」だが、管制官の声が加わることでいろいろな出来事や状況をある程度把握することが出来る。良かったら一度ご覧あれ。

URL
大阪国際空港ライブカメラ

GO TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。