前撮り

久しぶりにカメラを持って汗を掻いた。同じ職場の若者が結婚することになり、自分が前撮りを買って出たからだ。「デジイチは何が良いですか?」彼からの問いかけがきっかけだった。話を聞くと、デジイチを買ってセルフで前撮りをするというのだ。小さな街並みを再現した式場内で、空いている時間に撮影するという。確かにプロのカメラマンに依頼すれば結構な料金にはなる。しかし、ふたりの思い出の写真をセルフで撮るにも限界がある。だったらお節介なオヤヂが・・・ということで手を挙げた訳だ。

当日は抜けるような青空で、絶好の撮影日和。自分の他に新婦の妹さんと友人がカメラを持って駆けつけた。色ドレス1着にウエディングドレスが2着という、ちょっと面白い構成。午後から挙式の予定があるそうで、制限時間は12時までの2時間。
撮影を始めると、友人の強みを発揮してポーズのリクエストを出したり、石畳に寝そべってシャッターを押したりと、とにかく熱い。新婦も気持ちが楽なのか、照れも無くリクエスト通りにポーズをとる。それなら、オヤヂはそれに便乗して数カットだけ目線をもらう作戦でいくことに決めた。真っ青な空とカラフルな街並みにピンクの色ドレスが映える。新郎はタキシードと日差しのせいで汗が止まらない。

野外での撮影は順調だったが、教会に場所が移ると条件は一変。それなりに暗いのは承知していたが、スポットライトの色が思い切りドレスに被る。ストロボをバウンスさせようかと思ったら、何と天井が黄土色ときたもんだ。まともに光りを当てれば背後にイヤな影は出るし、単なる記念写真になってしまう。結局ホワイトバランスを切り替えて、ISOをノイズが出ないギリギリまで上げ、絞り開放で撮影することにした。最終的な調整はソフトで行えば良い。

友人は教会内でも絶好調で、矢継ぎ早にリクエストを連発。「チュ~して!」の声にも新郎新婦はしっかりと応えてくれた。あれだけストロボを使って連写のように撮影すると、きっと気持ち良いだろうなぁと思いながら、こちらもそのお零れを頂戴するような形で無事撮影は終了。途中、手袋、指輪、ティアラを控え室に忘れて、何度も取りに走った新郎が印象的だった。
写真は1枚1枚調整して180枚を昨日納品した。ふたりともとっても喜んでくれたので、買って出た分責任を果たせてホッとした。

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