那覇市役所からの回答 ~雪遊びイベント中止について~

先日「後味の悪いニュース」の記事をアップした翌日、那覇市役所に記事とほぼ同じ内容の投書をしました。書かずにいられなかったんです、本当に・・・。
今日、その那覇市役所から回答が届きました。その全文を掲載します。

まず、今回のイベントの内容についてご説明いたします。
「雪のプレゼント」は海上自衛隊第5航空群のご厚意により、平成16年度より毎年実施してきたイベントです。
海上自衛隊側より雪を受け入れてくれる施設を探してほしいとの依頼を受け、本市では毎年児童館が持ち回りで開催しております。
今年は久茂地児童館が受け入れ児童館として手を上げ、開催に向け告知したところ、原発事故による内部被曝を恐れて県外より避難されてきた方々から、雪について汚染の危険性があるとしてイベントの中止を求める声がありました。
本市といたしましては、以下の5点を確認のうえ、雪について安全性の確認は十分だと判断し、これ以上のことは風評被害につながるものとして、事業を実施したいと考えておりました。

・自衛隊が実施した雪の放射線測定の結果が、0.01マイクロシーベルト以下であるとの報告を受けた。
・青森県庁(原子力安全対策課)に問合せを行い、青森県が実施しているモニタリング結果等について情報収集を行う。
・文部科学省が測定しているモニタリング結果を参考にする。
・東北地方の公立学校の野外活動や野外授業などの情報収集を行う。
・ニュース等で報道されている東北地方の皆様の生活状況を参考にする。

以上5点の確認作業や測定データの結果を基にした本市の判断について説明いたしましたが、残念ながら今回の原発事故による放射能の危険性を感じて避難されてこられた方々には理解していただけませんでした。
雪に触れる機会のない沖縄の子ども達をはじめ、今回のイベントを楽しみにしている市内の方々は多く、仮に地元沖縄の方々が風評被害に繋がるような過剰な反応を示すのであれば、時間をかけてでも理解を求めて、当初予定の会場で実施したいと考えておりました。

しかしながら今回は原発事故の放射能の危険性があるとして避難されてきた方々が中止を求めており、震災や原発事故における心労や心情を慮り、避難者の皆様に配慮した結果として、当初予定の会場でのイベント実施を中止し、別の会場での実施について検討をはじめたところ、市内児童クラブが2月28日に雪遊びを計画しておりましたので、本市が使用予定であった雪を提供して、思う存分、雪を楽しんでもらいました。
今回の本市の判断につきましては、多数のご批判やご意見をいただいております。

被爆を恐れて県外より避難されてこられた方々のお気持ちと、被災地やその近隣の自治体で生活をされている方々のお気持ち、どちらにも配慮をした対応が求められた点において、大変厳しい判断を迫られました。
今回の出来事を教訓に、今後の被災者・避難者・被災地の支援をどのように行うべきか改めて考える必要があると感じております。貴重なご意見ありがとうございました。


自治体には自治体の考えや苦労を抱えているのがよくわかりました。誠意のある回答をいただき満足しています。そして何より、たくさんの人々の協力で運んだ雪が無駄にならなかったことが、せめてもの救いに感じました。
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