「どじょう」じゃなくて「有頂天内閣」だろ

「野田新内閣のお手並み拝見」で前回の記事を結んだが、まあ次から次へ出るわ出るわ。大臣に任命されてよっぽどうれしかったのか、お調子に乗って誤解を招く発言が相次ぎ、官房長官が不用意な発言をしないようにと苦言を呈する有様。その官房長官でさえ「バラバラ内閣」と言わんばかりの発言をしている。
確かにマスコミの揚げ足取りや大袈裟な記事もあるだろう。しかし、この時期は誤解を招く発言は慎まなければ、不信感が漂い、何も始まらないうちから再び「ダメ内閣」のレッテルを貼られてしまう。

小宮山厚生労働大臣の「タバコ700円」発言。諸外国のタバコの価格はメチャクチャ高い。アメリカでは銘柄にもよるが、凡そ千円を超える。そう考えると、日本のそれは破格の安さだ。ただ、消費者の「感覚」の中に700円という概念がないから、「有り得ない」と反発が出るのは当然の成り行きだ。しかも、満面の笑みで会見なんぞやられたら、愛煙家にすればカチンとくるのも理解出来る。安住財務大臣らが「あれは個人的な意見だと認識しているし、小宮山先生はタバコがお嫌いだから」と牽制している。小宮山自身は周囲がきな臭くなってきたために、「あれは個人的な意見を申し上げただけ」と火消しに躍起だ。

鉢呂経済産業大臣の発言も・・・立ち入り禁止区域を視察すれば、「死の街」発言も分からなくはないが、然るべき立場の人間が見たままを表現したら国民にどんな影響を及ぼすか、ひと呼吸擱いてそれを考えられないことが問題だろう。さらに、記者への「放射能つけてやろうか」は論外。やはり、どこまで行っても他人事なのだ。大臣に上り詰め、先生と呼ばれ、恵まれた環境で毎日を送っている人間に、この先20年にわたって自宅に戻れないかもしれない地元の方の苦しみに気づかないのだろう。
世間では1番デリケートな部分、少しでも良いから前に進みたいと願っている人たちが何百万といるに違いない。国内外からの善意も、その使途はまったく明確にされないままで苛立ちも募る。その矢先に鉢呂の発言は、対岸の火事どころか地球の裏側の出来事のような感覚で、あまりに無責任極まりない。マスコミに追求されただけで目が泳いでしまっている大臣に、いったい何を託せば良いというのだろう。

今頃菅はほくそ笑んでいるかもしれない。「内閣運営ってそんな簡単なもんじゃないってことが分かったか」と。

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