「小鳩」に操られた5羽の鵜たち

民主党代表に野田財務大臣が選出された。小沢の息のかかった海江田との決選投票だったが、少しは民主党の良識ある部分を垣間見た思いだ。海江田が代表になっていたら、結局小沢や鳩山の操り人形になっていたに違いない。小沢崇拝にウンザリの議員たちが、野田の背中を押したのかもしれない。

それしても見苦しい選挙運動だった。小沢と鳩山をいっしょにして「小鳩」と称している。そんな呼び方とは似ても似つかないドス黒い空気が、5人の代表候補者を取り巻いていた。議員資格停止中にも関わらず、誰もが小沢の顔色を伺いに出向く。支持するかしないかの判断が下ると、汚点を残して総理職を逃げるように去った鳩山が、候補者二人を並べて「あなたは海江田さんを支持して下さい」と一方の候補者を下ろして調整を行う。未だにこの「小鳩」が党内を牛耳っている以上、はっきり言って誰が代表=総理大臣になっても、結局は何も替わらないだろう。

5人は巧みな話術を使って復興事業や原発対応、円高対策を謳っていたが、たった3~4日でどれだけの構想を纏めようとしたのだろう。いや、纏まったとしても国民が直接総理大臣を選出出来ないうちは、野党だけでなく与党からも足を引っ張られて、結局任期1年そこそこの短命内閣の繰り返しになるに違いない。民主党とて自民党と同じ、派閥の論理が代表を決め総理大臣に任命されても、重鎮に睨まれたら腹を括らなければならないほどその存在感は薄い。

いつまでたっても低レベルの国会運営しか出来ない民主党と、何が何でも解散に漕ぎ着けて本気で政権奪回をしようとしない自民・公明両党。野田新首相は厄介なこの三政党を、この先どう取り纏めていくのだろう。先ずはお手並み拝見である。

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