鳩山放り出し内閣

「管新政権誕生!支持率62.4%(NNN調査)」。首を挿げ替えれば不透明な部分がいくらかはクリアになるので若干は上がるだろうとは思っていたが、まさかこれほどまでに回復するとは。国民自身が選んだ政党だけに期待をするのは当たり前と言えば当たり前、まずはこの数字を新閣僚や党執行部に肝に銘じていただきたい。

それにしても政権交代で鳴り物入りでスタートした鳩山内閣、予想もしなかった8ヶ月での辞任はまさに茶番劇の主役そのものだった気がする。良く言えばポーカーフェイス、悪く言えば勢いが感じられず何を考えているか分からない・・・だろうか。福田さんや麻生さんのようにぶら下がり取材で気に入らない質問をされると、プイと背を向けて立ち去る非礼はほとんど目に付かなかったが、何を喋っても面白味がまったく無く、真意を引き出したい記者たちに突っ込まれる姿を度々目にした。

懸案事項だった「普天間基地問題」は、アメリカの分厚い壁に弾き飛ばされ、「やっぱり沖縄・・・」とトーンダウンした途端に県民から総スカンを食らった。社民党との連立も解消の憂き目に。「政治とカネ」では、母親からの献金を「知らなかった」と言い切ってミソをつけた。その日の暮らしもままならない世帯(もちろん我が家も)がそんな話を耳にすれば、麻生さんの時と同じで「あんたにはこの苦しみは分かるまい」と反感を買う。しかも、自民党政権下では閣僚の不祥事が相次いだが、今回は本人と民主党のドン・小沢さんが火種となった。

その小沢さんは鳩山さんの後ろから常にちょっかいを出して、一国の首相の行動や発言をコントロールしてしまっていた。故に方針やマニフェストに掲げた公約についても、「そうは言っていません」と掌を返す苦しい言い訳をする場面が何度もあった。結局最後は「私も辞めるからあなた(小沢さん)も降りて下さい」と説得して鳩山劇場は幕を下ろした。小沢さんを幹事長に据えた時点で、短い芝居の結末は分かる人には分かっていたのかもしれない。

これでおしまいかと思っていた矢先、鳩山さんは辞任を表明した翌日から豹変した。表情はニコニコで饒舌、首相の時の視線の定まっていない一本調子な話し方とは雲泥の差だった。講演会では管さんを引き合いに出し、「キレる人」と揶揄した。「頭脳明晰」と「喧嘩っ早い」を掛けた意味だったようだが、政権を投げ出した主は何を言っても笑えない。でも、平野官房長官が庇っていた。「投げ出し内閣ではなく、けじめ内閣」だと。こちらの方が数倍笑えた。

首相が替わり小沢色を薄めた上で、参院選を目論んだ新体制がスタートする。改めての希望だが、タレントや(元)アスリート候補を乱立するのはやめてもらいたい。「○○をやりたい」をアピールするよりも、もっと政治そのものを勉強している人に手を挙げてほしい。まさか議員の任期や定員を即答出来ない候補者っていないだろうな・・・。
柔道家の谷亮子さん、先日東北で初演説を行ったそうだが、あなたがそうやって家を空け、ご主人もプロ野球選手で月の大半家に戻らない家庭環境の中で、いくら子育て論を熱く語ったところで我々には何の参考にもならないし説得力も無い。講演会ではないのだよ。

「投げ出し、放り出し」の尻拭いで管さんも前途多難だと思うが、選挙と同じぐらい「まともに暮らせる世の中」に近づくように舵取りをして欲しい。「イラ管」結構。我々の代わりに、国政で大いに怒って欲しいものだ。
GO TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。