桜の開花予想で思ったこと

桜の開花予想が発表されました。平年よりメチャクチャ早いです。地元静岡は、なんと3月18日。全国で最も早い開花だそうです。考えてみれば、あと10日ほどしかないんですよね。となると、花見に適しているのは24,25日あたりでしょうか。満開の桜の下を新一年生が入学式へ・・・という光景は、もう見ることが出来ないんでしょうか。

旅行会社に勤務していた頃は、自然現象を相手にしたツアーには、本当に泣かされました。桜と紅葉、本来は見て和むものですが、その時季になると日程変更の連絡や手配のやり直し、そして添乗の連続で、胃痛に始まりシーズンが終る頃には体がボロボロになっていました。
桜の時季に限ってご紹介すると、1月下旬ぐらいにお花見ツアーを企画し始めます。過去10年間の開花時期を調べ、その年の気候を加味して日程を組んでいきます。日帰りならばバスと食事、泊まりならば宿の手配をしていきますが、多くのツアーが殺到するので、すんなり予約が取れるという訳にはいきません。そこで、普段からあちらこちらにパイプを結んでおいて、少しでもいい条件で企画を固めていきます。

ただ問題は、相手が気候次第でヘソを曲げてしまうこと。近くなってからグンと気温が上昇したり、寒の戻りがやってくると、皮算用が大幅に狂ってしまい、そこからスッタモンダが始まるという訳です。1ヶ月前になると、その土地の気象台や旅館などへ頻繁に電話を入れ、桜の開花状況を聞きながら出発日の変更や統合をし、それに合わせてバスや食事の手配をやり直していきます。とは言え、上述のように各社が殺到するために、なかなか思うようにツアーが組めず、他県のバス会社を使ったり、食事をお弁当の積み込みに変更したり・・・。
どんな形であれ、見頃の時期に出発出来ればお客さんは大満足。混雑しようが帰りが遅くなろうが、バスを降りる時に必ず「楽しかった」と声を掛けてくれました。胃を擦りながらツアーを出し、上手くいって当たり前の商売というのは百も承知なんですが、やはり喜んでもらえると、肩からスーッと力が抜けていきます。
今頃全国の添乗員は、この開花予想を睨みながら最終調整を始め、業者はその依頼に応えるべく、四苦八苦しているのだと思います。

ただ、こういった部分は娯楽のひとコマで、遅かれ早かれいずれ桜は咲きます。季節には季節なりの「決め」があります。夏は暑く、冬は寒くなければ死活問題に関わる人たちが大勢出てきます。これも地球温暖化の影響なのでしょうが、まだまだ我々には危機感が薄いという印象が否めません。テレビ局の取材を受けた青森の除雪請負業者は、ピカピカの除雪車の横で涙をこらえていました。とても他人事とは思えませんでした。ひとつの国が、海中に沈みかけている場所もあります。環境を整えるために、自分が出来ることを確実に行わなければと感じました。

明日も青空が望めそうです。

コメント

はらぐろ #mQop/nM.

だんだん季節感がわからなくなってきましたね。特に、関西に住んでから、そう感じます。気候はほんと誰にもわからないですね。TVで、今年は去年より花粉症の症状が軽いと言ってますが、全く違います。今年はみなさんかなり症状がひどいですねー。みなさん、うそだ!って怒ってます。自然相手の予想はやはり難しいですね。

2007年03月08日(木) 23時31分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

はらぐろさん

自然が我々を翻弄しているような気がします。四季のある国から、どんどん季節感を奪っていって、様々な試練を与えているようです。身勝手な人間達への警鐘なのかもしれません。

ところで、はらぐろさんは花粉症ですか?
実は、カミさんと長男がひどい花粉症なんです。何でもない自分は、この時季になると肩身の狭い思いをしなくてはならなくなります。

2007年03月09日(金) 00時16分 | URL | 編集

紅緒 #-

季節感

こんにちは。
今年のお花見を4月1日に予定していますが、こちらの開花予定は20日ですので、どうなることやらと今から気を揉んでいます。
自然相手は…本当に予測できませんので、今までのデーターだけを頼っていてはせっかくの会の楽しみが半減されてしまいますね。
これでも例年はもう1週間ほどあとに予定していたのを繰り上げたのですよ(汗)。
春だけではなく、夏になればまた海の家などは気温やお天気に悩まされるようですし、冬になればまた雪などでスキー場などが閉鎖されているニュースなどがよくやっていますね。もっと危機感を感じないと暮らしそのものが破綻する方も増えてくるでしょうね。

また、今の子供はちょうちょなどの昆虫も目にする機会は減っているように感じますし、野菜などの季節感もなくなっているようです。
スーパーに行けばいつでもお金さえ出せば野菜も果物も手に入りますからね。旬の味の美味しさは形や色だけではないのですが、目先にとらわれてしまう私たち消費者にも問題がありますね。
ギターオヤヂさんがおっしゃるように季節感を奪うことで様々な試練を与えているのでしょうね。もっと一人一人が危機感を持って生活していかないといけないですね。

2007年03月09日(金) 14時46分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #wkSORYxQ

紅緒さん

お花見を計画中なんですね。寒の戻りがあって、少しだけ開花が遅れると、ドンピシャのタイミングになりますが・・・。満開の中でのお花見をお祈りします。

確かに、野菜・果実の季節感はなくなってしまいましたね。「今が旬」という謳い文句を耳にしますが、旅番組だけが声を大にしているだけで、価格の変動こそありますが、探せば食べたいものは見つかります。気温の具合で衣服は調整しますが、やはり季節感は風景や食べ物で感じ取るものだと思います。1年を通じて新鮮な野菜・果実を食べられるのはうれしいですが、喜んでばかりはいられませんね。

2007年03月09日(金) 17時40分 | URL | 編集

シチューパン #3p3E4xCk

 うふふ。
 職場は桜の木に囲まれるように建っていますので、忙しくって花見にいけなくとも、桜を楽しんでしまえます。

 自然は仕方ないですね。
 人の生活に自然をあわせようとすることが無理なのかも。
数年前の地元の桜祭りは、開花と合わなさ過ぎて流れました。

 旬は年の中の10日間。
自分はスーパーの野菜売り場で、香りのもっとも強いもので旬を知るという癖があります。
でも、それすらも出荷にあわせた調整された旬なんですよね。

 ところで、旬とか季節を考えると旧暦のほうが季節に合っていると思うこの数年なんですが、新暦って微妙にずれてるっとおもいませんか?

2007年03月10日(土) 06時42分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

シチューパンさん

職場で桜が楽しめるとは羨ましい・・・。その代わりそのような環境下では、花粉で苦しんでいる方達もいるのでしょうね。

「香りの強さで旬を知る」というのは、賢い知恵ですね。スーパーで買い物をする場合は、販売する側の思惑や計画がありますから仕方ありません。農家から直接購入出来るパイプがあればいいのですが。

旧暦・新暦・そして環境、まったく訳がわからなくなってしまいました。

2007年03月11日(日) 12時39分 | URL | 編集


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