Ricky de Night

 「リッキー's ブランチ」が、4月11日から金曜日19:30-20:00に変更になり、番組名も「Ricky de Night(リッキーでないと!)」に変わりました。これを機に自分の登場も最終週のみとなり、務める日は番組の後半を受け持つことになりました。
「自分でテーマを決めて、リスナーに問いかけしてくれる?」
相棒にひとことは結構プレッシャーになりましたが、月に1回の登場は復職したがための心遣いのような気がします。
 25日の放送では、「挨拶や返事の出来ない子どもが増えたゾ」というテーマでお話をさせていただきました。今日は、その原稿をご紹介します。

 息子が少年野球チームに入っていたことで、子どもたちと接する機会が多くなりました。その子どもたちに感じること、元気に挨拶や返事の出来る子が、ずいぶん少なくなったように思います。技術と一緒に礼儀を身につけさせる野球チームでさえ、目や耳を疑うことがあります。挨拶に始まり挨拶に終わる練習や試合。しかしながら監督やコーチ、練習の手伝いをする父親以外に目を向けると、なかなかそれが出来ていないのが現状です。仕事の都合でたまにしか顔を出せない父親には、誰かが口を開かなければ挨拶をしないまま。或いは買い物途中のカミさんには、目を合わせながらも通り過ぎてしまう子が多いそうです。あれだけ監督から大きな声で挨拶や返事をするように指導されているのに、いったいどういうことなんだろうと不思議でたまりませんでした。

 ただ、その中で唯一いつも笑顔で挨拶をしてくれる少年K君がいます。5年生になったばかりなのに、すでにチームのエース的存在で、昨年入部したその翌日に初登板を果たした兵です。挨拶だけではなく、今年の卒団式では下級生としてはただひとり、号泣しながら贈る歌を歌っていた姿が印象的でした。僕はこれまでどのような育て方をしてきたのか、親御さんに聞いてみたくて手紙を書きました。その返事が先日届いたので、承諾の下一部をご紹介したいと思います。

 『お便り拝見しました。恥ずかしながら子供たちの躾は、自分たち二人は何もしていません。でも、ただ言えることがあるとすれば、家族みんなで一緒に楽しんで、ひとつの物事に対しみんなで真剣に取り組むということでしょうか。子供たちの楽しむ顔を見るのが楽しくて、子供の喜ぶことをすることが僕たち二人の趣味なのです。
 Kが野球に興味を持った3歳の頃から毎日バットを振らせ、シャドーピッチングをやらせ、「巨人の星」以上のことをしてきました。だから今のKの野球をやっている姿を見ると、涙が出そうになります。ギターオヤヂさんが撮ってくれたKの初登板の写真を見るたびに、その試合中の自分の行動を思い出してしまいます。実は外野でひとり号泣していました。
 ギターオヤヂさんがこれからもKのことを見続けて下さると幸せです。』


 このように躾に関しては何もしていないと謙遜されていますが、野球をやっていた父親のうしろ姿に憧れて、厳しい練習の中から生まれた信頼が、挨拶の出来る子供に育てたのかもしれません。実際このご主人は遠くからでも必ず声をかけてくれるし、奥様も子どもたちには積極的に声をかけています。
 ひとつの場所だけで「挨拶!返事!」と連呼するのではなく、家庭でもその大切さを親が身を持って手本を示すことが必要だと感じました。

 という我が家も特別なことはしていませんが、僕が足が悪いという、普通と少し違った環境の中で子どもたちが生活しています。福祉や音楽と繋がりのある方たちが訪問された時、必ず息子にも紹介してきました。「親父はこの人たちとこんなことをしているんだ」ということを見てもらうためです。普段は会話に主語述語が無かったりする宇宙人のようなヤツですが、先日リッキーにNHKのスタジオ見学に連れて行ってもらった時に、常に率先してドアを開けていたことをディレクターさんに褒めてもらったとリッキーから聞き、やれば出来るじゃん!と少しだけ息子を見直しました。

 このところ病院を始め、あらゆる場所で返事をしない大人を見かけます。それで何事も無く済む時はいいのですが、ひとこと足りないために関係が悪くなったり、時にはそれが犯罪に結びつくことさえあります。10歳前後の子供たちですから理屈を叩き込むよりも、知った顔を見つけたらまず挨拶、名前を呼ばれたらはっきりと返事することを、大人たちがやってみせることが大切ではないでしょうか。

 今日はある野球チームに特化してお話をさせていただきました。余談ですが、高額な用具やユニフォームを揃えるのは、時代の流れとして仕方の無いことかもしれないし、勝負事ですから勝つことに執着する気持ちも分かります。でも、教えなくてはならない礼儀が十分に伝わっているかどうか、チームを離れてクールダウンした時に、同時に頭から消えてなくなっていないか。監督やコーチ、親御さんが自身で確かめてみることは、決して無駄なことではないと思います。

 放送を終えて、改めて話すことの難しさ、言葉の重さを感じました。次回は5月30日です。

0804281.jpg

入団2日目で初登板のK選手。まだ背番号がありませんでした。親御さんはこの姿を見て号泣されたんですね。

コメント

海月 #9xVGaoVI

こんばんは

そうですね、挨拶出来ない人が増えているみたいですね。
私は子供と接することは、わからないのですが
大人で挨拶が出来ない人を結構見かけた事があります^^;
仕事が営業なので、時々「??」なんて思う事もあります^^;
そして私も気をつけなければ・・と思いました。
挨拶出来ない大人達が挨拶出来ない子供達を叱っても
それは、ちゃんと躾をしていないのを子供達のせいにしているような気がするので
何の意味もないような気がします…
やはり大人が、お手本を見せないといけないですよね^^

K君、野球頑張ってね!(*^^*)

2008年04月29日(火) 00時04分 | URL | 編集

PON #pmEkgj5E

世の中自体、人間関係が希薄になってるからでしょうか。
その中で暮らしてると、挨拶しないことが普通になってしまうんでしょうかね。
最近は躾けてないのも気付かないくらいの大人もいますが、
なんだかつまらなく、寂しいことですよねえ。
子供の挨拶に関しては、照れて恥ずかしがって出来ない子はまだ可愛いですが、
躾けられてない子供には言わせたくなります。

わたしも辞めた仕事は営業だったので色々ありましたけど、
とりあえず笑って挨拶すれば気持ちのいいもので、
そこからまた仕事がもらえればラッキーみたいな(笑)

2008年04月29日(火) 10時00分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

海月さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

挨拶や返事をしない親を見て子供が育っている・・・それに尽きると思います。口で言わずとも、子供は親の背中を見て育ちます。たとえ親でなくても、育ててくれた人の行動や気持ちを自分の心に写します。

営業のお仕事をされていると、挨拶は人と人を繋ぐ大切なものということが、いやが上にも感じるでしょうね。日常暮らしていくには、必要不可欠なものなんですけどね・・・。

久しぶりに少年野球の撮影に行ってきましたが、K君は投打に大活躍の1日でしたよ。

2008年04月29日(火) 23時10分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

PONさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

もうPONさんの仰るとおりです。人間関係の希薄さや不審者による凶悪事件のせいで、なるべくややこしいことからは避けたいという大人同士が、コミュニケーションのツールを自ら放棄しているんでしょう。そして、それを子供が見て右へ倣いしているのかもしれません。

そして親による「ダブルスタンダード」。子供には躾をしているつもりが、親自身が真逆のことをしている場合が多いです。これが、今とても大きな問題になっています。

PONさんも営業のお仕事をされていたんですね。販売の最前線に立つ訳ですから、挨拶抜きのコンタクトは考えられませんね。本当にお疲れ様でした。

2008年04月29日(火) 23時29分 | URL | 編集

ピンピンシニア #-

段々とコミュニケーションのある人間社会が萎縮し、個人の集団へと世の中が変わって行きつつあるように思えます。
何するにしても自分中心の考えが発想の原点になります。
この前、どこかの湖で白鳥と黒鳥が殺されていたとか、チューリップがなぎ倒されているとか、人間の顔をして要るけど実は人間ではない亜種が発生しているのかもしれないです。
もっとも、会社でやな上司には顔を合わせたいく無いですけどね。

2008年04月30日(水) 04時53分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

ピンピンシニアさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

コミュニケーションを図ることは、共存共栄という考え方からすればとても大切なことだと思いますが、そうですね・・・仰るように自分中心の考えが大手を振って歩いているような気がします。
街中でいきなり人を殺めたり、簡単に公共のものを破壊したりと、とても理解出来ない事件が続発しています。この先営みというものがどこへ行ってしまうのか、とても不安になってしまいます。

2008年04月30日(水) 20時02分 | URL | 編集

hirachoo #1wIl0x2Y

こんばんは

子供の躾って常に考えてはいますが、日常生活の中で自分自身の立ち居振る舞いを子供が見ている場合に、自分が恥ずかしくなるような態度をしている場合があり、反省することもしばしばです。

子供に対して”叱る”と”怒る”がごっちゃになり、自分が感情的になってしまう事もあり、なかなか難しい問題ですね。

ただ、あきらかに自分の子が他人様に迷惑をかけているのに注意をしない親が増えてきているような気がします。

挨拶のきちんとできる子って、やはり見ていてとても気持ちが良くなりますよね。

ウチの長男は、モジモジ君で、挨拶をきちんと出来ません。
意外と人見知りする父親の遺伝子が濃いのかもしれません。

次男は、相手かまわず「こんにちは」、「Hねぇ~・・・・・・」と話し始めます。
近所で井戸端会議ばかりしている妻の遺伝子が濃いようです(笑)

素人目ですがK君のピッチングフォーム、なかなか良い腰の入り具合ですねぇ。
将来が楽しみですね。

2008年05月01日(木) 01時51分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

hirachooさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

もちろん完璧な人間はいませんよね。でもその中で最低限しなくてはいけないこと、人に迷惑をかけてはいけないことだけは、しっかりと教えるのが大人たちの役目だと思います。「叱る」「怒る」は、むずかしい判断ですよね。興奮していればなおさらです。
子供はいろいろなものを吸収して成長していきますし、それによって親も成長します。その過程を楽しんでしまうこと、家族にとっては貴重な時間のように感じます。

>K君のピッチングフォーム、なかなか良い腰の入り具合ですねぇ。
一昨日の練習試合でも投打に大活躍でした。もちろん、挨拶もしっかりと出来ていました。

2008年05月01日(木) 16時06分 | URL | 編集

frusic #qqvQ5iVU

私も元野球少年。
挨拶は基本中の基本でした。
試合で勝つことも大切でしたが、何より
終わるまで声を出し切ることができたか
というほうが大切でした。
可笑しなもんで、よく声を出して応援して
いると勝つんですよ。
それから、今、言うと反対されるかもしれ
ませんが、根性が全てでした。
真夏、午後1時からの練習は、終わるまで
水さえも許されませんでした。
だからといって、倒れた仲間も一人もいま
せんでした。
監督やコーチも子供たちにとことん付き合って
くれたし。
だけど、その中で、子供も知恵を出し、水飲み場へ
ボールを投げては、順番に隠れて飲むことも
ありました。(笑)
ひょっとしたら、監督は知っていたのかも。
一転して、試合になると水分補給やレモンなどが
父兄から差し入れされ、合間に摂取していました。

挨拶は全てです。
オアシス運動って知っていますか?
オはようございます
アりがとうございます
シつれいします
スみません   だったような。
とにかく、小学生から中学まで徹底して挨拶重視でした。

いますよ。本当に。
挨拶できない大人や子供。
私が思うに、子供の場合、自信がないように感じます。
自信がある子は、しっかりと目を向け挨拶します。
照れ屋さんとは別ですけどね。

大人はなんだんだろう。
集団生活をしたことないんだろうなぁ。って想像してしまいます。
話さないと絆はなかなか生まれにくいです。
話すとは、言葉だけじゃなく、共有するということですけど。

長くなりました。
すみません。
ただ、挨拶は基本です。

2008年05月01日(木) 19時17分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

frusicさん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

いいお話をありがとうございます。挨拶が自然に出来なくなってしまった世の中に憤りを感じます。しなくてもどうということがないから、何も言われないからという理由からかもしれません。やはり大人たちが、挨拶をする場所や人を選んでしまうからでしょうか。

集団生活はしなくなりましたね。どんな場面でもまず個人から入ります。人と何かをするのが面倒、煩わしいと感じる人が多いのかもしれません。そういう流れの中で、いきなり野球チームのような団体行動をする中に入って、そのギャップに子供たちがなかなか順応出来ない可能性もあります。

でも、生きていく上で挨拶は不可欠のものです。やはり大人が身を持って教えていくしかないと思います。

2008年05月02日(金) 13時10分 | URL | 編集

蜩 #-

私は現在、公立図書館で仕事をしてます。
カウンター業務の時は必ず挨拶をするように心がけているのですが、不思議なことに、こちらがあいさつするとほとんどの方が返して下さいます。
子どもさんでも、親御さんにせかされてモジモジしながら言う子、元気に自分からする子、まったく無視する子。さまざまです。

たった一言のあいさつが、気持ちのいい一日になる事もあります。
だから私は進んで挨拶するように心がけています。

ちなみに、近所の野球チームの子達はみんな気持ちいい挨拶をしてくれますよ。

2008年05月02日(金) 17時55分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

蜩さん

こんにちは。
コメントありがとうございます。

公共の場で進んで挨拶をされているんですね。頭が下がります。お互いがそういう気持ちでいることがベストだと思いますが、中には恥ずかしがりやの方もいらっしゃいますからね。挨拶を交わした時の気持ち良さ、もっとたくさんの人に感じてもらいたいです。

>近所の野球チームの子達はみんな気持ちいい挨拶をしてくれますよ
うちのチームはまったくなってないってことですね。困ったものです。こういう気持ちの緩みが成績に表れるのかなぁ・・・。

2008年05月03日(土) 16時55分 | URL | 編集

関西に長期出張中のYS父親より(2)。 #UoCCSNlg

う~ん・・・。

私は息子に、何もしてあげれてないな・・・。
出張、という状況に甘えているのかも知れません。
今できるのは、“ガンバレ!”と電話で伝える事くらい・・・。
もどかしいです。
横に、傍にいれば、何も話さなくてもわかる事もあるのに。
今年の初めには、練習が嫌で、行きたがらない時もありました。
女房からの電話に、ただ話を聞くことしかできない自分・・・。
女房も辛かったと思います。
でも、息子は自分なりに乗り切ってくれました。
ずっと会えない分、息子の成長がよくわかります。
涙が出る位に、嬉しいです。
逆に息子に励まされている気がします。
でも、間違いなく言える事は、野球団のみなさんのおかげで、今がある。
・・・感謝してもし切れません。
まだまだ、みなさんにはお世話になると思います。
私たちも精一杯頑張ります。
よろしくお願いします!

「余談」
未だにわからない事があります。
なぜ、息子が“野球をやりたい!”って言ったのか・・・。
保育園の頃は、球あそびは全然ダメで、
球を捕るどころか、球を追っかけるのが精一杯でした。
たぶん千葉マリンスタジアムに野球観戦に連れていったのが、
きっかけだとは思うのですが、
一年生になったとたん、野球の話ばかり。
キャッチボール毎日、野球中継も毎日、選手名鑑も毎日!
休みの日には、横の空き地で、
ずっとキャッチボールとバッティングでした。
当然初めは、右投げ右打ち。
イチローも松井も、カッコイイバッターはみんな左打ちだぞ、
と言ったとたん、左で打ち始めて、今があります。
私は野球経験者ではないので、息子には何も教えられません。
ただ、父親と息子の共通の趣味?なのです。
一緒に楽しむ事しかできません。
そんな中で、息子は頑張ってくれています。
“ガンバレ!”
父親として、見守る事しかできませんが、
離れていても、応援し続けます。
息子と初めてやった、キャッチボール・・・。
一生忘れないと思います。
(すみません。つまらない話題で・・・)

ところで、うちの息子はちゃんとあいさつ、してますか???
かなり、心配です・・・。

2008年05月07日(水) 16時55分 | URL | 編集

ギターオヤヂ #QjtTlS4.

関西に長期出張中のYS父親さん

こんばんは。
コメントありがとうございます。

息子さん、頑張ってますよ。顔つきもずいぶん逞しくなりました。ジュニアチームでは要ですからね。今からガンガン打って、来年がっちりレギュラーを掴んで欲しいです。

何かを始めるきっかけは、ちょっとしたきっかけです。もちろん辞めるのも同じですが。6年生だったRMは部活で野球をやると言っていましたが、何とサッカー部に入ったそうですよ。
息子さんは父親が離れていても頑張っています。劣勢に立った時も意地を感じます。負けず嫌いなのかな? これからの活躍に期待しています。写真も頑張って撮りますので。

挨拶は・・・やはりみんな出来ていません。いつものようにキャプテンとK君だけでした。どうもオヤヂの存在が薄いようです(笑)。

2008年05月08日(木) 20時24分 | URL | 編集


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