復帰へのアプローチ

拙ブログに遊びに来ていただいている方から、自分への病気に関して現状を案じて下さるコメントをいただきました。「復帰」というキーワードが出る以前は不眠の症状以外にそれほどの気分的な落ち込みはなく、割と落ち着いた生活を送っていましたが、復帰へのアプローチについて面談が始ると、会社側と自分の考え方に隔たりが生じて、浮き沈みのある生活が続くようになってしまいました。

9月下旬から復帰への準備のために、会社側と少しずつ面談をしながらそのタイミングや部署について模索してきました。ただ、会社としては正式な診断書がないとどうにも身動きが取れないと言い、ここのところは話の進捗状況も停滞気味で、復帰へのひとつの目安となる産業医の診察を受診するまでに至っていないのが実情です。面談をすれば何か活路を見出せるかもしれないという若干の期待感を持って臨むのですが、こちらの希望に対しては何とも煮え切らない態度で対応され、意気消沈して帰宅するのが当り前のようになっていました。

何とかこの状況を抜け出したかったので主治医に相談したところ、面談を進める手段として診断書を書いていただきました。
「人間関係が改善されれば職場への復帰は可能。但し当分の間投薬とカウンセリングでの加療が必要。」
という内容でした。それを10月下旬に会社へ提出したところ、6日に人事部から改めて面談をしたいから9日に来社せよというメールが届きました。つまり今日でした。
「先ずは今回、この前送っていただいた診断書を元に会社が契約している専門医が面談を行い、復職の可能性についての判断を行います。その判断を受けて改めて産業医が面談を実施し、最終の復職可否の判断になりますので、何度もお手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。(最終産業医との面談については、この面談後に追ってご連絡致します。)
この内容の通り、改めて仕切り直しということになりました。

初めて就業時間中に会社の施設の中での面談、正直緊張しました。時間も昼休みだったので知っている顔に会えば、挨拶やら説明やらで厄介なことになると危惧していましたが、取り越し苦労で終わりました。
面談はわざわざ東京からみえた精神科医とカウンセラーとの3人で行いました。人事部の担当者も応接室で待機していましたが、面談が始ると席をはずしました。

精神科医はこれまで自分が人事部へ詳細に報告をした、発症(2005年6月頃)から今日に至るまでの確認を行い、もし異なっている部分があれば申告すること、さらに聴取したい事項があれば質問をさせてほしいということを言われました。ふたりとも自分が話したことは逐一漏らさぬようにカルテのようなものに記入していきました。原因が「パワハラである」ということを再確認して、復帰への希望の話になりました。

自分は自動車部品メーカーで特許の管理をしています。年間数千件の特許権や意匠権を月毎に分けて、保有しておきたい権利のみを特許庁に申請する内容です。開発者へ維持か放棄かの問い合わせや、共同出願したメーカーへの問い合わせを経て処理をしていきますが、申請期限を過ぎてしまうと権利が無効となって大きな損失になってしまうため、漏れがないか神経を遣う反面、醍醐味も感じています。
この業務でなくとも、出来れば同じ部署で特許の仕事を続けたいというのが本心です。当然問題の上司と同じチームで働くことは主治医から禁じられているので、別のチームで続けていきたいという希望を出しました。それが叶わないならまったく異なった部署への異動も吝かではありませんが、同僚たちは自分の足のことも理解してくれていますし、やはりこの歳で新たな業務に就くというのは、正直言ってしんどいです。さらに単身赴任なんて条件を出された時は、もう辞めるしかないのかなぁなんてことも考えました。

会社というのは、休まず文句を言わず黙って働く人間が大好きです。対外的には、増えてきた精神疾患の社員のケアのために健康サポートセンターを開設しましたと謳っていますが、実際その当事者になってみるとアプローチ自体が様々な障害によって躓き、診断書を提出してからが長くかかるのではないかと懸念しています。

とりあえず専門の医師とカウンセラーに現状を把握していただけたことは、次に繋がるステップだと感じました。早ければ来週にも面談が予定されそうですが、考えていた以上に時間がかかりそうです。心配をしてコメントを下さった方は、最近の多忙さを案じて下さいました。本当にうれしいことです。ありがとうございます。多忙と言っても、みなさんのようにめいっぱい仕事をされての多忙さではありません。嫌なら回避することも可能な用事です。ただ自分のこだわりとして、依頼されたことに対してはすべてお受けしたいという昔からの強い気持ちがあります。断ることでパイプが切れてしまうのではという怖さもあります。裏付けのない変な「大丈夫」を認識出来ているうちは、この状態を続けていこうと思っています。

とんだカミングアウトになってしまいましたが、いつもコメントを下さるみなさんに隠し事をしたくないという思いから、ダラダラと記事にしてしまいました。オヤヂの戯言だと思って、軽く読み流していただければ幸いです。


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