「野生グマ駆除に非難の声殺到」なぜ?

あちこちで出没するクマを地元猟友会の方たちが駆除するニュースが流れると、市役所や役場に「かわいそうなことをするな」「他に方法はなかったのか」と、苦情の電話やメールが殺到するのだそうです。自分にはこの方法が最善と思えるのでわざわざ記事にすることもないと思いましたが、常に危険に晒されている地元の方々や駆除の最前線にいる猟友会の方たちが非難の矢面に立たされているのが我慢出来ずペンを取りました。

自分も北海道の出身です。野生のクマを間近で見たことはありませんが、親戚から何度も話を聞いたことがあったし、自分が旅行した時も然別湖畔の宿から反対側の水際を歩く大きなヒグマを見たことがありました。距離にして200mほど。望遠レンズで除くと相当な迫力で、その夜は恐怖で外出をやめたことを記憶しています。
そんなクマが街中を闊歩していたらどうしますか? 自宅の庭に入り込んで来たらどうしますか? 考えただけでも身が縮む思いです。実際被害者も出ているので、冬眠前のこの時期は相当気が立っているのでしょう。これが小動物なら罠を仕掛けたり麻酔銃を使ったりも出来るのでしょうが、大型で重いクマとなれば山へ返すのも大変な労力がいるはずだし、途中で暴れだしでもしたら更に危険を伴うことにもなります。

行政は思いつきで駆除しているのではないはず。長い時間野生動物と背中合わせに生活してきた土地だからこそ、最善の方法で住民の安全を守っているのでしょう。猟友会の方たちもクマの習性を熟知しているとはいっても、あの黒い巨体が襲い掛かってくればひとたまりもありません。危険を承知で駆除しているのに、そんな環境とはかけ離れた中で生活している人が、ニュース映像だけを観て「かわいそうだ」などとそれを非難することは、思い上がりも甚だしいと思いました。こんな訳の分からない正義を振りかざして上辺だけの動物愛護を訴えるから、大切な部分を見落としてしまうのではないでしょうか?

自分の近隣でも数ヶ月にわたって「噛みつきザル」事件が多発して、100人を超える被害者が出ました。全国ニュースにもなったので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。先日捕獲されて地元の施設で保護されていますが、このサルに名前をつけようという前代未聞のニュースが流れました。被害者はもちろん、毎日怯えながら生活していた地元の方々にしてみれば、寝耳に水の事態だったに違いありません。ようやく平穏な時間が戻ってきたのですから、わざわざ寝た子を起こすようなことをする意味が分かりません。

野生のクマは愛想を振りまいて餌をねだるクマ牧場のクマではないし、プーさんでもありません。苦情を寄せる前に現実をしっかりと把握してほしい。そして、もしニュースを観たお子さんが「かわいそう」と言ったら、「そうだね。でもね・・・」としっかり話をして教えてあげて下さい。親として大切な役目だと思います。そうすれば、訳の分からない苦情を寄せる大人もいくらか減るのではないでしょうか。

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