自分に出来ること
長男の所属している少年野球団は、明日今年度の卒団式を行います。
卒団するのは7名。親も選手も、色々な出来事を思い出しながら、最後のイベントに臨みます。
長男が入団したのは3年前。来年度が最後となります。その3年間を振り返ってみました。
野球団の運営は、監督やコーチだけでは成り立ちません。親御さんたちの協力があって、初めて円滑に運営されます。父親たちは開始前の用具の運搬やベンチの設置、終了時のグランド整備と用具の片付け。母親たちは給水の準備やケガの手当て、そして事務処理。とにかくやることは山ほどあるわけです。
足に障害のある自分は、そのお手伝いをすることが出来ません。かえって邪魔になるはずです。とは言っても、このまま何もしないのも申し訳ないと思い、何か自分に出来ることはないかと、あれこれ考えてみることにしました。
長男が入団して1ヶ月ほど経過した頃、練習場所へカメラを持って見学に出向きました。この時は単なる記録にと思って撮影をしていましたが、当時6年生だった選手のお母さんから声をかけられました。
「もし撮れたらでいいんですが、うちの子のも2~3枚撮ってもらえませんか? ビデオは持っているんですが試合の時にしか使わないし、カメラはまるっきり撮れないので」
撮るだけならお安い御用。10枚ほど撮影して、写りのいいものだけを2枚差し上げました。手渡した途端、
「こんなに大きく写してもらって!ちゃんとボールも写ってるし、すごい迫力。見て見て!」
と、大声で叫びながら周りにいたお母さんたちに見せ始めたんです。望遠レンズを使っただけだし、ボールを写しこまないと何をやっているところかわからないから・・・と、こちらがやや戸惑う有様。でも、どのお母さんも「カッコイイ」とか「撮ってもらえていいなぁ」と言って下さったので、何だかうれしくなってしまいました。
「ここでは撮影される方はいらっしゃらないんですか?」
「みんなビデオなんですよ。写真は遠征した時の集合写真ぐらいです。だから、こんなに大きい写真を撮ってくれるお父さんはいないんですよ」
このひとことを聞いて、自分の気持ちの中で考えていたことが、しっかりとした形になって見えてきました。
カミさんに話をしました。
「・・・な訳で、自分が写真を撮ろうかと思うんだけど。記録にもなるし、あれだけ喜んでくれたしね。手伝いが出来ない分、それで活動に参加しようと思う」
するとカミさんも
「写真好きだし、いいかもね。用紙とかインク代は工面するから」
と言ってくれたので、出来るだけ練習や試合に足を運んで、今日まで撮影を続けています。
デジカメ(一眼レフタイプ)のおかげで、枚数を気にすることも無く、1回の撮影で200枚ほど撮影します。ピントが甘いものやフレームが曲がってしまっているものを除き、ソフトを使って明るさや色合い等の補正を施して完了。翌週選手たちに手渡します。みんなニコニコしながら貰ってくれるし、それを見たお母さんたちも自画自賛。
「これじゃ親バカじゃなくて、馬鹿親だよね~」
なんて言うお母さんもいます。
そんな写真も、すでに3000枚を超えています。その中から、今回卒団する選手の写真をフォルダ毎に整理をして、明日の式の写真も含めてCDに焼いてプレゼントするつもりです。もちろんラベルは、選手たちの頑張っている写真で飾ります。今年で3回目になりますが、みなさんとても喜んで下さるので、ついこちらも調子に乗ってしまっている次第です。
自分に出来ることを探して、お手伝いと言うより活動に参加する。そして、選手たちの励みになるような写真を、また今年1年撮り続けていきます。
あっ、日が変わってしまった。
卒団するのは7名。親も選手も、色々な出来事を思い出しながら、最後のイベントに臨みます。
長男が入団したのは3年前。来年度が最後となります。その3年間を振り返ってみました。
野球団の運営は、監督やコーチだけでは成り立ちません。親御さんたちの協力があって、初めて円滑に運営されます。父親たちは開始前の用具の運搬やベンチの設置、終了時のグランド整備と用具の片付け。母親たちは給水の準備やケガの手当て、そして事務処理。とにかくやることは山ほどあるわけです。
足に障害のある自分は、そのお手伝いをすることが出来ません。かえって邪魔になるはずです。とは言っても、このまま何もしないのも申し訳ないと思い、何か自分に出来ることはないかと、あれこれ考えてみることにしました。
長男が入団して1ヶ月ほど経過した頃、練習場所へカメラを持って見学に出向きました。この時は単なる記録にと思って撮影をしていましたが、当時6年生だった選手のお母さんから声をかけられました。
「もし撮れたらでいいんですが、うちの子のも2~3枚撮ってもらえませんか? ビデオは持っているんですが試合の時にしか使わないし、カメラはまるっきり撮れないので」
撮るだけならお安い御用。10枚ほど撮影して、写りのいいものだけを2枚差し上げました。手渡した途端、
「こんなに大きく写してもらって!ちゃんとボールも写ってるし、すごい迫力。見て見て!」
と、大声で叫びながら周りにいたお母さんたちに見せ始めたんです。望遠レンズを使っただけだし、ボールを写しこまないと何をやっているところかわからないから・・・と、こちらがやや戸惑う有様。でも、どのお母さんも「カッコイイ」とか「撮ってもらえていいなぁ」と言って下さったので、何だかうれしくなってしまいました。
「ここでは撮影される方はいらっしゃらないんですか?」
「みんなビデオなんですよ。写真は遠征した時の集合写真ぐらいです。だから、こんなに大きい写真を撮ってくれるお父さんはいないんですよ」
このひとことを聞いて、自分の気持ちの中で考えていたことが、しっかりとした形になって見えてきました。
カミさんに話をしました。
「・・・な訳で、自分が写真を撮ろうかと思うんだけど。記録にもなるし、あれだけ喜んでくれたしね。手伝いが出来ない分、それで活動に参加しようと思う」
するとカミさんも
「写真好きだし、いいかもね。用紙とかインク代は工面するから」
と言ってくれたので、出来るだけ練習や試合に足を運んで、今日まで撮影を続けています。
デジカメ(一眼レフタイプ)のおかげで、枚数を気にすることも無く、1回の撮影で200枚ほど撮影します。ピントが甘いものやフレームが曲がってしまっているものを除き、ソフトを使って明るさや色合い等の補正を施して完了。翌週選手たちに手渡します。みんなニコニコしながら貰ってくれるし、それを見たお母さんたちも自画自賛。
「これじゃ親バカじゃなくて、馬鹿親だよね~」
なんて言うお母さんもいます。
そんな写真も、すでに3000枚を超えています。その中から、今回卒団する選手の写真をフォルダ毎に整理をして、明日の式の写真も含めてCDに焼いてプレゼントするつもりです。もちろんラベルは、選手たちの頑張っている写真で飾ります。今年で3回目になりますが、みなさんとても喜んで下さるので、ついこちらも調子に乗ってしまっている次第です。
自分に出来ることを探して、お手伝いと言うより活動に参加する。そして、選手たちの励みになるような写真を、また今年1年撮り続けていきます。
あっ、日が変わってしまった。